宇宙の進化の根源力  ---すべてはカントのコペルニクス的転回から始まった。       

難解編に戻る

フィヒテの観念論 シェリングの自然哲学
1.物質のみが存在しても、世界は存在しない。自己がなければ。 5.神が自己の姿を表現した時機があった
2. しかし自己のみあっても認識はない。自己に対立する世界ありてこそ。 6.神は「神の姿(自然)」により相対化されるが、また絶対者でもあるため、これを引き取る。
3.自己と世界があっても運動はない。自己は、よりよい自己を求めるもの。理念あって、運動がある。 7.産み出された自然は、変化してゆく。
全運動が向かうべき唯一が神
8.宇宙は「精神」と「自然」と、その両者の根底にある「神」によって、次々創られ変化をやめない。
4.では何故世界はあり、どう神に由来するのか。 9.自然は一部物質としても、また精神としても自己に届く。

10.人間とは、精神と自然を結ぶ霊長である。

生物進化への理解
8.の図。主体的自然と質的自然との拮抗する領域が、目で見える自然、宇宙である。それは自然の一部の姿。
地球も、同様。目には見えない部分の地球もある。

動物にも、植物にも、目には見えない変化の要因が存在している。それは、宇宙の進化を司る力と同質の力の、分化したもの。


戻る(自然哲学の庵)